毎月のメールマーケティング。効果を上げるために分析は欠かせないけれど、こんなお悩みはありませんか?
- メールの開封率やクリック率の集計に時間がかかりすぎる
- データは集計したものの、改善策を考える余裕がない
- 本来考えるべき「戦略」に時間を割けない
もし、これらの作業が自動化できたら、もっと重要な業務に集中できますよね。
今回は、ノーコードツール「n8n」を使ってメールマーケティングを自動化する方法を解説します。
この記事では、「n8nとは?」「ワークフローの導入効果」なども説明しています。ワークフローの作成方法のみを確認したい方はこちらからご覧ください。
n8nなら、以下の一覧表にあるような業務をまとめて自動化できます。
弊社では、自動化だけではなく、貴社の業務に最適化し、投資対効果を最大化するワークフローをご提供します。

一覧表にない業務でも、自動化できるかぜひご相談ください。
▼問い合わせはこちら
https://kagemusha.ai/lp_contact
n8nとは?

n8nは、さまざまなアプリケーションやサービスを連携させ、タスクを自動化するためのオープンソースのノーコード(またはローコード)ワークフロー自動化ツールです。
プログラミングの知識がなくても、視覚的なインターフェースを使って複雑な自動化ワークフローを直感的に構築できるのが最大の特徴です。
メールマーケティングの自動化にn8nが最適な理由
「メールの自動化はChatGPTでできるじゃん」とお考えの方も多いかと思います。ChatGPTやGeminiといった生成AIでもメルマガの効果測定や文章の作成はできますが、n8nを活用することで自動化が可能になります。
n8nをはじめとしたノーコードツールが、生成AI単体で活用するよりも優れている点は以下の通りです。
n8nがメールマーケの自動化に最適な理由
1. 既存システムとの連携のしやすさ:
既に利用しているメール配信ツールやCRM、顧客データが格納されたデータベースなどとシームレスに連携し、全体の業務フローの中でメール自動化を実現できます。
2. 既存システムとの連携のしやすさ:
既に利用しているメール配信ツールやCRM、顧客データが格納されたデータベースなどとシームレスに連携し、全体の業務フローの中でメール自動化を実現できます。
3. 複雑なロジックを視覚的に構築:
単純な「トリガー→アクション」だけでなく、「条件分岐」「ループ処理」「データ変換」など、複雑なビジネスロジックを含むメール自動化ワークフローも直感的に構築できます。
メールメーケティング分析自動化ワークフローで実現できること

私たちが構築する「メルマガ分析・改善提案の自動化ワークフロー」は、手作業でのメルマガの配信結果の分析時間をゼロにし、業務効率を劇的に改善します。
具体的には、以下のような業務を自動化します。
- メールの配信結果を自動取得: HubSpotやMailChimpなど、お使いのメール配信ツールから、開封率やクリック率などのデータを自動で取得します。
- データを自動で分析: 取得したデータをChatGPTが分析し、改善すべきポイントを特定します。
- 具体的な改善提案を自動生成: 分析結果をもとに、次回のメール配信で試すべき改善案(件名、本文の変更案など)を自動で作成します。
n8nで作るメールマーケティング分析自動化フローの全体図
メールマーケティング分析自動化フローで使用しているツール、ワークフローの全体図を解説していきます。
フロー内で使用している主なツール
- SendGrid: メール配信サービス。キャンペーンデータや統計情報をAPIで取得するために利用。
- ChatGPT : 高度な分析と改善提案をAIで自動生成するために利用。n8nのHTTP Requestノードを通じてAPI連携。
- Google Sheets: 分析結果の生データやサマリーデータを保存・管理するために利用。
- Gmail: 最終的な分析レポートを関係者にメールで通知するために利用。
フローの全体的な流れ

1. トリガー(開始)

ワークフローは、毎日定時に自動実行されるように設定されているか、「手動実行Webhook」を通じて手動で起動できます。
2. メール配信データ取得

「SendGrid統計取得」ノードと「キャンペーンリスト取得」ノードを使用して、メール配信サービスであるSendGridから、全体の配信統計データや個々のキャンペーンのパフォーマンスデータ(開封率、クリック率など)をAPI経由で自動的に収集。
取得したキャンペーンデータは、「キャンペーン分割処理」によって効率的に処理され、各キャンペーンの詳細データを取得します。
3. データ処理と分析

「データ正規化」ノードで取得したデータを扱いやすい形式に整理します。
「ヒートマップ分析生成」ノード(カスタムコード)では、キャンペーンごとの開封率、クリック率、CTR(Click Through Rate)を計算し、2025年の業界平均ベンチマークと比較して、各キャンペーンのパフォーマンスを評価します。これにより、どのキャンペーンが良好で、どのキャンペーンに改善が必要かが一目でわかる「ヒートマップデータ」が生成されます。
さらに、「改善案自動生成」ノード(カスタムコード)で、パフォーマンスが低いキャンペーンや全体的な傾向に基づき、具体的な開封率・クリック率改善のための推奨事項(例:件名の短縮、CTAの変更、パーソナライゼーションの強化など)を生成します。
4. レポート作成と通知

分析結果の生データとサマリーデータは、「生データ保存」および「サマリー保存」ノードを通じてGoogle Sheetsに自動で保存されます。これにより、データの履歴管理や共有が容易になります。
特に重要なのは「AI改善案生成」ノードで、これはOpenAI (ChatGPT) のAPIを呼び出し、詳細なキャンペーン分析データに基づいて、より高度で多角的な改善提案をAIが自動生成します。
最後に、「レポート送信」ノードで、生成された分析結果、改善案、AIによるインサイトなどをまとめたレポートをGmailで指定されたメールアドレスに自動送信します。
各ノードの設定など、ワークフローの詳しい作成方法はこちらの記事で解説しているので、自分で作成したい方はぜひご覧ください。

導入によって得られる成果
このワークフローを導入することで、以下のような効果が期待できます。
- 時間とコストの大幅な削減: 毎月数時間かかっていた分析・提案業務が数分で完了します。
- より深い戦略立案への集中: ルーティンワークから解放され、顧客育成やコンテンツ企画など、より創造的な業務に時間を充てることができます。
- スピーディーな改善サイクル: タイムリーな分析と提案により、メールマーケティングの効果を最短で向上させることが可能です。
まとめ

今回はn8nを活用してメールマーケティングの分析業務を効率化する方法を解説しました。
弊社では、「ノーコードツールは初めて」「AIってよくわからない」そういったご方にも安心してご相談いただけるよう、貴社の業務内容を丁寧にヒアリングし、最適な自動化・業務改善プランをご提案します。
相談は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
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