Claude Code Workflow Studio環境構築と連携手順まとめ
Claude Code Workflow Studioを利用したいと考えていても、CLIの導入やAPIキーの設定、MCP(Model Context Protocol)のセットアップなど、環境構築の段階でつまずいてしまうケースは少なくありません。
また、いざツールを導入しても、ノード間のデータ連携や外部ツールとの接続方法が分からず、実践的なワークフロー作成に至らないこともあります。
本記事では、Claude Code Workflow Studioの導入から活用までを、再現可能な手順として解説します。
開発環境の構築手順、AI支援機能を使ったフロー作成、そして複雑になりがちなデータ連携やGitHub等の外部ツール連携まで、操作画面やコマンドを交えて具体的に説明します。
この手順通りに進めることで、迷うことなく環境を整え、実際に動作するワークフローを作成できる状態を目指します。
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1. 利用前の完全準備ガイド:CLI導入からAPI設定まで
Claude Code Workflow Studioをスムーズに利用するためには、前提となるCLIツールとAPI設定を正しく行う必要があります。
ここでは、手順通りに実行すれば完了する環境構築フローを解説します。
Node.jsのバージョンが古いと動作しないため、最初に必ず確認してください。
Node.jsの確認とClaude Code CLIのインストール
まず、実行環境であるNode.jsのバージョンを確認し、Claude CodeのCLIツールをインストールします。
1. ターミナル(コマンドプロンプト)を開く
お使いのOSでターミナルまたはコマンドプロンプトを起動します。
2. Node.jsのバージョン確認
以下のコマンドを入力し、バージョンを確認してください。
node -v
注意点として、Claude Codeの利用には Node.js v18以上 が必要です。
バージョンが古い場合やインストールされていない場合は、公式サイトから最新のLTS版をインストールしてください。
3. Claude Code CLIのインストール
以下のコマンドを実行して、CLIツールをグローバルインストールします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストールが完了したら、claude --version を実行して正常に導入されたことを確認してください。
Anthropic APIキーの取得と環境変数の設定
ツールを動作させるための認証情報を設定します。
1. APIキーの発行
Anthropic Consoleにアクセスし、アカウントにログインします。
「Get API Keys」から「Create Key」をクリックし、新しいAPIキー(sk-ant-...で始まる文字列)を発行してコピーします。
2. CLIへのキー設定
ターミナルで以下のコマンドを実行し、対話形式で設定を行います。
claude config
プロンプトに従い、先ほどコピーしたAPIキーを貼り付けてEnterキーを押します。
補足として、環境変数として設定する場合は、OSに合わせて以下のように記述します(Mac/Linuxの例)。
export ANTHROPIC_API_KEY='your-api-key-here'
VS Code拡張機能のインストールと初期設定
Workflow StudioのGUIを利用するために、VS Code拡張機能を導入します。
1. 拡張機能の検索とインストール
VS Codeを開き、左側の拡張機能アイコン(四角いマーク)をクリックします。
検索バーに「Claude Code」と入力し、Anthropic公式の拡張機能を選択して「インストール」をクリックします。
2. 初期設定と確認
インストール完了後、VS Codeのコマンドパレット(Ctrl+Shift+P または Cmd+Shift+P)を開き、「Claude: Open Workflow Studio」などのコマンドが表示されるか確認します。
拡張機能がCLIの設定を自動的に読み込みますが、もしAPIキーを求められた場合は、先ほど取得したキーを入力してください。
2. 基本操作:Workflow Studioの画面とAI支援機能
環境構築が完了したら、実際にWorkflow Studioを操作します。
ここでは画面の見方と、AIを活用した効率的な作成手順を解説します。
一から手動で作るよりも、AI支援機能で土台を作ってから修正する方が効率的です。
キャンバスビューと主要ノードの役割理解
Workflow Studioを開くと、ノードを配置するキャンバスが表示されます。主要な要素は以下の通りです。
- キャンバス:中央の作業領域です。ここにノードを配置し、線でつなぐことで処理の流れを作ります。
- 主要ノード:
- Prompt:AIへの指示を記述し、テキスト生成を行う基本ノードです。
- IfElse:条件に応じて処理を分岐させる制御ノードです。
- Skill:特定のタスクや外部連携を実行するノードです。
- プロパティパネル:ノードを選択すると画面右側に表示されます。ここでプロンプトの内容やパラメータ詳細を設定します。
操作はドラッグ&ドロップが基本です。左側のパレットから必要なノードをキャンバスへドラッグして配置します。
AI支援機能(✨)を使ったワークフロー自動生成
一から手動で組むのではなく、AIに土台を作らせる機能があります。
1. AI生成機能の起動
ツールバーにある「✨(キラキラ)」アイコンをクリックします。
2. 自然言語での指示
入力欄に作成したいフローの概要を入力します。
- 例:「ユーザーに挨拶をして、現在の時間帯によってメッセージを分岐させるフローを作って」
- 例:「入力されたテキストを要約し、その結果をJSON形式に変換するフローを作成して」
この自然言語での指示だけで、AIが自動的にノードを配置し、接続を行います。
生成されたフローを確認し、必要に応じて修正を加えるだけで完成に近づきます。
ノードの手動配置と基本的な接続操作
手動での調整手順は以下の通りです。
1. ノードの接続
ノードの右側にある丸い点(出力ポート)をクリックし、そのまま次のノードの左側にある点(入力ポート)までドラッグします。
線が繋がり、データの流れが確立されます。
2. 自動整列
ノードが乱雑になった場合は、キャンバス上の何もないところを右クリックし、「Auto Layout」や「整列」を選択すると、見やすく配置し直されます。
3. 実践手順①:ノード間のデータ連携と変数活用
ワークフロー作成で最も重要なのがデータの受け渡しです。
前のノードで生成された結果を、次のノードでどう利用するかを解説します。
変数の記述ミスはエラーの主な原因となるため、プロパティパネルの候補を活用しましょう。
出力ポートと入力ポートの接続ルール
ノード間で受け渡されるデータは、基本的にJSONオブジェクトの形式をとります。
出力ポートと入力ポートを接続すると、前のノードの実行結果全体が次のノードに渡されます。
各ノードの出力には、生成されたテキストだけでなく、メタデータやステータスなどが含まれる場合があります。後続のノードでは、これらの中から必要な情報だけを取り出して使用します。
テンプレート変数とJSONパスの記述方法
後続のノード(Promptノードなど)の中で、前のデータを参照するには「テンプレート変数」を使用します。
基本の書き方は、二重波括弧 {{ }} で変数を囲む形式です。
直前のノードを参照する場合は、以下のように記述します。
{{previousNode.output}}
特定のプロパティを指定する場合、例えば前のノード(名前が generate_summary とする)の生成テキストだけを取得したい場合は、以下のように記述します。
{{generate_summary.result.text}}
プロパティパネル内で変数の候補が表示される場合は、そこから選択するのが確実です。
条件分岐(IfElse)でのデータ利用例
IfElseノードを使って、前のノードの値に応じた分岐を作成します。
1. 条件の対象を設定
IfElseノードのプロパティで、判定対象となる変数を指定します。
例: {{analyze_sentiment.score}}
2. 条件式の記述
- 条件1:「値が 0.8 以上 (>= 0.8)」 → Positiveルートへ接続
- 条件2:「それ以外 (Else)」 → Negativeルートへ接続
このように設定することで、AIの判定結果や数値データに基づいた動的なワークフローが実現します。
4. 実践手順②:MCPノードによる外部ツール連携
Claude Code Workflow Studioの強力な機能であるMCP(Model Context Protocol)を利用し、GitHubなどの外部ツールと連携する手順を解説します。
認証情報はコードに直接書かず、必ず環境変数(.env)で管理してください。
MCPサーバーのインストール(GitHub連携の例)
ここでは例として、GitHubのリポジトリ情報を取得するためのMCPサーバーを準備します。
1. パッケージのインストール
ターミナルで以下のコマンドを実行し、GitHub用のMCPサーバーパッケージをインストールします。
npm install @modelcontextprotocol/server-github
※ プロジェクトのルートディレクトリで実行してください。
認証情報(GITHUB_TOKEN)と環境変数の設定
GitHubへアクセスするための認証情報を設定します。
1. GitHubトークンの取得
GitHubの設定画面(Developer settings > Personal access tokens)から、必要な権限(repo:read など)を持つトークンを発行します。
2. 環境変数の設定
プロジェクト直下に .envファイル を作成(または編集)し、以下のように記述します。
GITHUB_TOKEN=your_github_token_here
これにより、MCPサーバーが安全に認証情報を読み取れるようになります。
MCPノードの設定と動作確認
Workflow Studio上でMCPノードを設定します。
1. MCPノードの配置
パレットから「MCP」または「Tool」ノードを選択し、キャンバスに配置します。
2. サーバーとコマンドの設定
プロパティパネルで以下を設定します。
- Server Type:
stdio(または適切な接続タイプ) - Command:
npx - Args:
-y @modelcontextprotocol/server-github - Tool Name:使用したい機能(例:
get_repository)を選択します。
3. テスト実行
必要な引数(リポジトリ名など)を入力し、単体テスト実行を行って正常にデータが返ってくるか確認します。
5. 実行・保存とトラブルシューティング
作成したワークフローを保存し、全体を通して実行する方法と、エラー時の対処法を解説します。
ワークフローの保存と実行(Run)
1. 保存
作成したワークフローは、プロジェクト内の .vscode/workflows/ ディレクトリなどにJSONまたはYAML形式で保存されます。
VS Codeの保存操作(Ctrl+S / Cmd+S)を行ってください。
2. 実行
Workflow Studio画面上の「Run」ボタンをクリックします。実行中は、現在処理中のノードがハイライトされ、進行状況が可視化されます。
よくあるエラーとデバッグ方法
うまく動かない場合は、以下のポイントを確認します。
- ログの確認:実行後に表示される「Output」や「Log」パネルを確認します。エラーメッセージに「API Key invalid」や「Connection refused」などの原因が表示されます。
- ステップ実行:ノードを一つずつ実行(またはブレークポイントを設定)し、どの段階でデータがおかしくなっているかを確認します。特に変数の指定ミス(
{{ }}の中身)が原因であることが多いです。
知っておくべき制限事項(ノード数・タイムアウト)
安定した動作のために、以下の仕様制限を考慮して設計してください。
ノード数制限:1つのワークフローに配置できるノード数は最大50個程度が目安です。これを超える場合は、ワークフローを分割することを検討してください。
タイムアウト:全体の実行時間には制限(例: 90秒など)がある場合があります。
非常に長い生成や、応答の遅い外部API連携を行う際は、タイムアウトエラーに注意し、処理を軽量化する工夫が必要です。
まとめ
Claude Code Workflow Studioを活用するには、以下のステップを確実に実行することが重要です。
- 環境構築:Node.js v18以上とCLIツールを導入し、APIキーを正しく設定する。
- 基本操作:AI支援機能を活用して土台を作り、手動で微調整を行う。
- データ連携:
{{previousNode.output}}などの変数記法を使い、ノード間でデータを正しく受け渡す。 - 外部連携:MCPサーバーを導入し、環境変数で認証情報を管理してツール連携を実現する。
まずはシンプルな「プロンプト入力→テキスト生成」のフローから始め、徐々に条件分岐やMCP連携を組み込んでいくことで、業務に役立つ高度な自動化ワークフローを構築してください。
【法人向け】現場で使える実践型AI研修!
株式会社KAGEMUSHAのAI研修は、現場業務に直結する実践型カリキュラムで、AI活用を「知識」で終わらせず「使えるスキル」として定着させます。
DX担当者・現場メンバーそれぞれのレベルに合わせ、生成AI・業務自動化・AIエージェント活用まで幅広く対応。
対面からオンライン・eラーニングと幅広い研修形式に対応しており、内製化や業務改善につながる設計が強みです。
研修内容・導入事例・カリキュラム詳細は、こちらのAI研修資料でご確認ください。











