AI×ASMRの作り方完全ガイド|Veo3で話題のガラスカットも簡単生成!

AI×ASMRの作り方完全ガイド|Veo3で話題のガラスカットも簡単生成!

最近SNSを見ていると、ガラスの果物を切る不思議なASMR動画や、完璧に囁きかけるAI音声の動画がどんどん流れてきますよね。

これらはすべて最新のAI技術によって生み出された「AI ASMR」という新しいジャンルです。中でも、Googleが開発した動画生成AI「Veo3」は、映像も音声も一度に生成できる圧倒的な性能で注目を集めています。

本記事では、SNSで話題沸騰中のAI ASMR動画の作り方を、初心者でも実践できる形で徹底解説します。プロンプト例、設定のコツ、実際のユーザー体験まで網羅して紹介していきますので、ぜひ参考にしてAI ASMRの制作に挑戦してみてください!

目次

AI ASMRとは?

AI ASMRとは、AIを活用して映像と音声を同時に自動生成する新しいタイプのASMR動画ジャンルです。

これまでASMR動画といえば、高性能マイクや照明・カメラを用意し、細かく編集する必要がありました。AI ASMRでは、その全てをAIがテキスト入力だけで自動生成してくれるのが最大の特徴です。

とくにVeo3の登場により、ガラス素材や非現実的な動作を含む映像、ナチュラルな囁き声、心地よい効果音まで一括生成できるようになり、ASMRの制作障壁が一気に下がりました。これによりTikTokやYouTubeショートではAI ASMRクリップが急増中です。

Veo3とは?AI ASMR制作を変えた最先端ツール

Veo3公式画像

Veo3はGoogleが開発した最新のAI動画生成モデルです。

最大8秒のショート動画を、映像と音声を同時に生成することが可能。

ASMRジャンルでは、繊細なガラス割れ音やリアルな囁き声、静かな環境音まで高精度で再現してくれることから、一気に注目を浴びています。

これまでは「映像は映像AIで、音声は音声AIで」など複数の工程が必要だったASMR制作を、Veo3は1つのプロンプトで完結させてしまいます。

生成速度も早く、プロンプトを入力してから数分で完成動画が出力されるため、SNS向けに短尺のバズるコンテンツを量産したいクリエイターに非常に適しています。

Veo3についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、興味がある方はご覧ください。

AI ASMRで人気のジャンル3選

AI ASMRにも様々なスタイルがありますが、特に人気でSNS映えしやすいジャンルを紹介します。

① ガラスカットASMR(Glass Cutting AI ASMR)

透明なガラス製フルーツやキャラクターをナイフでスライスする視覚的インパクトと、繊細なシャリシャリと割れる音がクセになります。SNSでも最もバズりやすい鉄板ジャンルです。

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② 囁き&タッピングASMR(Whisper & Tapping AI ASMR)

優しくマイクに向かって囁くリアルな声の再現と、爪でブラシを叩くリズミカルなタッピング音の組み合わせは、YouTubeの睡眠・リラックス系動画でも安定した人気を誇ります。

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③ 環境音・自然音系(Ambient AI ASMR)

波の音・焚き火のパチパチ音・雨音など自然音を活用したリラクゼーション系。

BGM用途にも活用できるジャンルです。

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AIでASMR動画を作る基本ステップ【完全初心者向け】

Veo3に関して理解いただいた上で、実際にAIでASMR動画を作る手順を紹介します。

ステップ1:Veo3を使える環境を整える

まずはVeo3が利用できる環境を整えます。現在以下の方法で利用可能です:

  • Google Gemini Pro(月額制)
  • Canva Proの「Create a Video Clip」機能

利用時は必ず音声対応モデル「Veo 3 Highest Quality (with Audio)」を選択しましょう。ここを間違えると音が生成されません。

ステップ2:プロンプト設計が成功のカギ

AI ASMRの質はプロンプトの書き方次第。映像と音声の両方を細かく具体的に指示しましょう。

【映像設定】

  • 主題:例「ガラス製の透明なイチゴ」
  • 背景:例「木製カッティングボード上、スタジオ照明で柔らかく光る」
  • 動作:例「ナイフでゆっくり2回スライス」
  • カメラ:例「超接写マクロレンズ、浅い被写界深度、シネマティックライティング」

【音声設定】

  • セリフ:例「Good evening… relax and listen…」
  • 声質:例「soft whispering voice(柔らかな囁き声)」
  • 効果音:例「delicate glass-crack sounds(繊細なガラス割れ音)」
  • 不要音排除:「no subtitles, no music」

👉 編集部アドバイス
プロンプトは長文になってOK。細かいほどAIの理解度が上がります。特にASMRでは音の擬音語を英語で具体的に記述するのがコツです。

ステップ3:生成と編集

Veo3の1回の生成は最大8秒まで。長尺作品にしたい場合は複数クリップを生成し、CapCut等の動画編集ツールで繋ぐのがおすすめ。音量・光の統一感に注意しましょう。

AI×ASMR動画はプロンプト設計が命!理由とコツ

AIを用いたASMR動画の作成では、プロンプトでの指示通りにAIが動画を作成するためプロンプトの出来がASMR動画の出来を左右します。

プロンプトが重要な理由の詳細な解説と、プロンプトのコツを紹介します。

プロンプトがAI ASMRのクオリティを決める理由

AI ASMRの制作では、どれだけ細かくAIに「あなたのイメージ通りの映像・音声」を指示できるかがすべてです。

Veo3は非常に優秀ですが、曖昧な指示は勝手に補完され、意図とズレる映像や音が生まれやすくなります。特にASMRは音が主役のジャンル。

例えば「ナイフでイチゴを切る」だけでは、切る速さ・音の種類・割れ方・光の当たり方…どれもAI任せになってしまいます。細かく書くことで、AIは正確にあなたのイメージを再現してくれます。

英語での入力が必要 — 翻訳AIを活用しよう

現時点のVeo3は日本語プロンプトに完全対応していません。プロンプトは基本的に英語で記述する必要があります。

英語が苦手でも安心してください。今はChatGPTなどのAI翻訳を使えば誰でも高品質なプロンプト英訳が可能です。コツは:

  • まず日本語でイメージを詳しく文章にする
  • ChatGPT等に「AIプロンプト用に自然な英訳をして」と頼む
  • 翻訳文をそのままVeo3に入力

英訳の質は「細かい描写があるかどうか」で決まります。英単語力より、描写力が大事です!

イメージ通りのASMR動画に仕上げるプロンプト作成5つの鉄則【具体例付き】

① 主題とシチュエーションは細かく描写する

日本語での入力例:

「ガラスでできた透明なイチゴを木のカッティングボードの上に置き、スタジオの柔らかな照明で光らせる」

ポイント:

  • 素材(透明ガラス製)
  • 場所(木の板の上)
  • 照明の雰囲気(柔らかい光)

英語プロンプト例:

A hyper-realistic close-up of a whole, full-shaped strawberry made of transparent glass, placed on a wooden cutting board, glowing softly under studio lighting.

② 動作は順序と速度まで具体的に書く

日本語での入力例:

「人の手がステンレスの包丁を使ってゆっくり2回スライスする。スローモーションで。」

ポイント:

  • 誰が(人の手が)
  • 何を(ナイフで)
  • どんな速度で(ゆっくり、スローモーションで)

英語プロンプト例:

A human hand gently holds a sharp stainless steel knife, slowly slicing the glass strawberry into two pieces in slow motion.

③ 音は擬音語・質感・タイミングまで書く

日本語での入力例:

「ナイフがガラスを切るたびにシャリッという繊細な高い音が鳴る。破片が静かに散る音も入れる」

ポイント:

  • 擬音語(glass-crack sounds =ガラスが割れる音)
  • 音の特徴(高音・繊細)
  • 動作と音の一致(切る瞬間に音が鳴る)

英語プロンプト例:

As the blade cuts through, delicate high-pitched glass-crack sounds play, accompanied by soft scattering noises as tiny shards fall.

④ 声のセリフ・トーン・感情も明記する

日本語での入力例:

「女性が落ち着いた優しい声で、囁くように『こんばんは…リラックスして聴いてね…』とマイクにささやく」

ポイント:

  • セリフは英文で具体的に書く
  • 声のトーン(soothing = 落ち着いた、breathy = 息混じりの柔らかい声)

英語プロンプト例:

She softly whispers into the microphone: “Good evening… relax and listen…” in a soothing, calming voice, almost breathy.

⑤ 不要な要素は「絶対に入れない」と明記する

日本語での入力例:

「BGMも字幕も不要。スライス音とガラスが割れる音だけを入れる」

ポイント:

  • 消したい要素は「No ~」でハッキリ書く
  • 否定表現は遠慮なく多用してOK

英語プロンプト例:

No background music, no subtitles, no background voices — only the slicing and glass-crack sounds.

実際に使えるプロンプト例

AI ASMRの人気ジャンルである、ガラスをスライスする動画と囁き+タッピングのASMRを作成するプロンプト、このプロンプトをもとに生成した動画を紹介します。

編集部の考察をもとに、プロンプトを編集してご自身の動画生成にご活用ください。

ガラスのイチゴをスライスするAI ASMR

A hyper-realistic cinematic close-up of a whole, full-shaped strawberry made of glass glowing subtly under studio lighting. A human hand gently slices it with a stainless steel knife. As the blade cuts through, delicate glass-crack sounds play. Transparent shards scatter softly. ASMR slicing sounds only – no talking, no music. Macro lens, cinematic lighting, shallow depth of field.

👉 編集部の考察
映像描写→動作→音の順で細かく描写するのがポイント。AIの空白解釈を減らします。

囁き+タッピングのAI ASMR

A young woman sits in a softly lit bedroom, whispering calmly into a microphone. She taps her fingernails rhythmically on a wooden hairbrush, producing relaxing tapping sounds. She whispers: ‘Good evening… relax and listen…’ in a soothing tone. Only whisper and tapping sounds, no music.

こちらのプロンプトで生成された動画はこちら。

👉 編集部の考察
声質の感情表現まで書くと、より人間らしい音声になります。速度、トーン、距離感も工夫を。

ネット上のレビューから学ぶAI ASMRの可能性

Veo3を使ったAI ASMR制作に挑戦したネット上の声も参考になります。

  • 「ASMR制作が一気に簡単になった!」と絶賛
  • 「AIは完璧すぎて人間味の揺らぎが少ない」との声も
  • ピカチュウ型キャラクター応用など個性的な作品が急増中
  • 無料ツール「VideoASMR.ai」など初心者支援サービスも登場

👉 編集部分析
AI ASMRはリアルASMRとは異なる新ジャンルとして確立しつつあります。映像と音の非現実的完璧さが新たな癒し体験を生んでいます。

ASMR動画の作成にAIを活用するメリット・注意点まとめ

ASMR動画の作成にVeo3を活用するメリットと注意点をまとめます。

メリット

  • 映像+音声一括自動生成
  • 難しい編集不要で誰でも短時間制作可能
  • SNSショート動画向きの強力な武器

注意点

  • 1生成8秒の制限(長尺化は手動編集が必要)
  • 人間的な微妙なズレや偶発性は出にくい
  • Veo3のプロンプトは日本語対応していない(2025年6月25日時点)

まとめ:今こそAI ASMRを先行活用しよう!

AI ASMRは、まさにAI生成時代の新定番コンテンツになりつつあります。

Veo3を使えば、初心者でも本格的なASMRショート動画が制作可能。

プロンプト設計のコツさえ掴めば誰でもSNS映えする作品が量産できます。今後は解像度や長尺対応の進化も期待され、ますます注目が集まるAI ASMR。このチャンスにぜひチャレンジしてみてください!

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この記事の監修者

株式会社BuzzConnection/株式会社KAGEMUSHA 代表取締役CEO

2021年に独立し、株式会社BuzzConnectionを設立。複数の事業を運営し、現在はAIを活用したWebアプリケーションの開発、運用や生成AIの普及を目的としたセミナー研修の開催など多角的に活躍している。
2023年4月に株式会社KAGEMUSHAを創業。AI事業に大きく事業を展開。
AIアバターやデジタルヒューマン、AIチャットボット、AI研修など幅広い視点からAIの業務効率化を支援。

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