本記事では、GoogleのAIアシスタント「NotebookLM」に搭載された新機能「動画解説」について、その使い方と実力を徹底解説します。
既存資料からAIが自動でナレーション付き解説動画を生成する画期的な機能の活用術を、具体的な操作画面とアウトプットを交えながらご紹介。コンテンツ制作の工数削減や、最先端のAI活用に興味のある方必見です。
株式会社KAGEMUSHA
AI活用・導入にお悩みなら、KAGEMUSHAに相談しませんか？
AIコンサルティング + システム開発 + AIエージェント + 研修まで。
AI技術を駆使して、企業の課題解決と成長を強力にバックアップします。
GoogleのAIアシスタント「NotebookLM」に動画解説機能が搭載！
「自社のAIソリューションを分かりやすく伝えたいが、動画を作るリソースがない…」
「社内研修用の資料はあるが、もっと学習効果の高い動画コンテンツにできないか…」
DX推進やマーケティング担当者の皆さま、このようなお悩みはありませんか？
日々進化する技術情報をキャッチアップしながら、質の高いコンテンツをスピーディーに作成するのは至難の業です。とくに動画コンテンツは、その伝達力の高さが知られている一方で、制作には専門的なスキルや多くの工数がかかります。
そんな中、2025年8月26日、Googleからビジネスの現場を大きく変える可能性を秘めた新機能が発表されました。それが、AIアシスタント「NotebookLM」に搭載された「動画解説」機能です。
この機能を使えば、なんと既存の資料をアップロードするだけで、AIが自動でナレーション付きの解説動画を生成してくれるのです。
本記事では、AI技術の社会実装を推進する「株式会社KAGEMUSHA」の編集担当が、この革新的な新機能をいち早く検証。弊社の「AIコンサルティング・開発」に関するサービス資料を使って解説動画を作成してみました。
- NotebookLMって何？
- 本当に専門的な内容でも動画にできるの？
- 生成される動画のクオリティは？
- ビジネス現場でどう活かすことができる？
といった疑問に、実際の操作画面と生成されたアウトプットと共にお答えしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
そもそもNotebookLMとは？Googleの最新AI「Gemini」を搭載したアシスタント
まず、今回ご紹介する「NotebookLM」について簡単にご説明します。
NotebookLMは、Googleが提供するAI搭載のリサーチ＆ライティングアシスタントです。GoogleドキュメントやPDF、WebサイトのURLなどをソース（情報源）として読み込ませることで、その内容に基づいた要約の作成、質疑応答、アイデアの壁打ちなどをAIが行ってくれます。
その頭脳となっているのが、Googleが開発した高性能AIモデル「Gemini」です。とくに最新の「Gemini 2.5」は、長文の読解能力やマルチモーダル（テキスト、画像、音声などを同時に理解する能力）に優れており、NotebookLMのパワフルな機能を実現しています。
ついに日本語対応！「動画解説」機能とは？
そして、2025年8月26日、このNotebookLMに待望の新機能「動画解説（Video Overviews）」が追加され、日本語を含む80以上の言語で利用可能になりました。
これは、NotebookLMに読み込ませたソースを基に、AIがプレゼンテーションスライドとナレーションを自動で生成し、一本の解説動画にしてくれるという画期的な機能です。
これまで多大な時間とコストがかかっていた動画制作のプロセスを、AIが肩代わりしてくれることで、企業は以下のようなメリットを得られます。
- 圧倒的な工数削減： 企画・構成・撮影・編集といった工程を大幅にショートカットできます。
- 情報発信の高速化： 技術ドキュメントやホワイトペーパーの内容を、即座に動画コンテンツとして二次利用できます。
- ノウハウの属人化解消： 誰でも手軽に、一定品質の解説動画を作成できます。
まさに、AI活用を推進する企業にとって見逃せない機能と言えるでしょう。
【実践レビュー】株式会社KAGEMUSHAの「AIシステム開発」資料で解説動画を作ってみた
百聞は一見に如かず。さっそく、この動画解説機能を使って、弊社「株式会社KAGEMUSHA」の解説動画を作成してみたいと思います。
今回は、KAGEMUSHAが提供する「AIシステム開発」や「AIエージェント導入」に関するPDF資料に加え、「AI研修」のカリキュラムページなど、専門性の高いソースを複数追加しました。
Step 1：NotebookLMにソースを準備する
まずはNotebookLMにGoogleアカウントでログインし、「新しいノートブック」を作成します。
NotebookLM： https://notebooklm.google.com/
画面左側の「ソース」欄にある「＋」ボタンから、準備したPDF資料をアップロードし、公式サイトのURLを読み込ませます。数秒待つだけで、AIが内容を理解してくれます。
WebページやYouTube動画をソースとして追加する際は、リンクを張り付けるだけで読み込みができるようになります。
Step 2：「動画解説を生成」をクリックするだけ！
ソースの準備ができたら、画面上部に出てくるメニューから「動画解説」をクリックします。
「動画生成」のボタン右上の鉛筆マークをクリックすると動画のカスタマイズ画面が表示されます。ここでは、解説の言語や、ターゲットオーディエンスに合わせたトーン（例：「エンジニア向けに」「経営層向けに」など）を調整できます。
今回はデフォルトのまま生成を開始しました。
あとは待つだけです。今回は、技術的な仕様を含む数十ページのPDFとWebサイトをソースにしましたが、わずか2〜3分で動画が完成しました。
Step 3：生成された動画のアウトプットを確認
こちらが、実際にNotebookLMによって生成された動画のアウトプットです。
株式会社KAGEMUSHA
AI活用・導入にお悩みなら、KAGEMUSHAに相談しませんか？
AIコンサルティング + システム開発 + AIエージェント + 研修まで。
＜生成された動画の構成＞
- スライド： PDFやWebサイト内のテキストを引用し、重要なポイントをまとめたスライドが自動で約25枚生成されました。「KAGEMUSHA」が強みとする「業務特化型AIエージェントの構築」や「実践的なAI研修プログラム」の特徴も的確に表現されています。
- ナレーション： 自然で聞き取りやすい合成音声で、各スライドの内容を解説してくれます。RAG（検索拡張生成）やLLMといった専門用語も文脈に合わせて解説しており、AIの理解度の高さに驚きました。
- 全体の尺： 約8分
＜アウトプットの評価＞
- 良い点：
- 要点の抽出精度が高い： 「KAGEMUSHA」の提供価値である「コンサルから開発まで一気通貫」「現場で使えるAIエージェント」「最新AI技術によるSEOマーケティング」といった特徴を、見事に抽出・要約していました。
- スピードが圧倒的に速い： 専門的な内容のシナリオ作成とスライド化は通常多大な工数がかかりますが、それがわずか数分で完了しました。
- 複雑な概念の可視化： AIシステム開発のフローなどを図解としてスライドに組み込んでくれるため、視覚的にも理解しやすい内容になっていました。
- 改善点・注意点：
- 細部のチューニング： AIエージェントの挙動の細かな仕様や、各社ごとのカスタマイズ要件など、深いレベルでの解説は人間の補足が必要です。「概要把握のためのツール」として割り切るのが良さそうです。
- デザインの自由度： 現状ではスライドのデザインテンプレートは固定です。コーポレートブランディングに合わせた調整はできません。
総じて、動画制作の「叩き台」や社内外への手軽な情報共有手段として、驚くほど高品質なものが圧倒的なスピードで出来上がった、という印象です。
どう使う？NotebookLM動画解説機能のビジネス活用術4選
今回の実践結果を踏まえ、この機能をAI活用やDX推進の現場でどう活かせるか、具体的なアイデアを4つご紹介します。
- AI研修・社内勉強会用の動画教材作成
難解なAI技術書や社内マニュアルをソースに解説動画を作成すれば、社員のAIリテラシー向上研修（リスキリング）の教材として即活用できます。 - 自社AIプロダクトのデモ解説動画
開発仕様書や機能一覧を読み込ませるだけで、クライアント向けの簡易的なプロダクト紹介動画を作成できます。営業資料のDX化に貢献します。 - ホワイトペーパーの動画化（リード獲得）
「AIトレンド予測」や「導入事例集」などのホワイトペーパーを動画化し、WebサイトやSNSで発信することで、テキストを読まない層からのリード獲得（AI SEOマーケティング）に繋げられます。 - プロジェクトの進捗報告・共有
膨大な議事録やレポートをソースに、プロジェクトのハイライト動画を作成。忙しい経営層やステークホルダーへの報告コストを削減できます。
株式会社KAGEMUSHAと連携すれば「AI活用」はさらに加速する
NotebookLMのようなツールを使えば、誰でも手軽にAIの恩恵を受けられるようになりました。しかし、ビジネスで真の成果を出すためには、単なるツールの利用にとどまらず、「自社の業務にどう組み込むか」「どうシステム化するか」が重要になります。
そこで活躍するのが、私たち株式会社KAGEMUSHAです。
KAGEMUSHAは、NotebookLMのような汎用ツールの活用支援はもちろん、より高度で専門的なAIソリューションを提供しています。
例えば：
- AIコンサルティング： 貴社の業務フローを分析し、NotebookLMを含む最適なAIツールの選定と導入ロードマップを策定します。
- AIシステム開発・AIエージェント構築： 汎用ツールでは対応できない、貴社独自のデータやワークフローを学習させた「専用AIエージェント」やシステムを開発します。
- AI SEOマーケティング： AI技術を活用した市場分析やコンテンツ生成により、検索エンジンからの集客を最大化します。
- AI研修： 社員のAI活用スキルを底上げし、自走できる組織づくりを支援します。
「動画を作って終わり」ではなく、**「動画を見た顧客をAIエージェントが自動で接客する」「作成した動画をAI SEOで多くの人に届ける」**といった、一歩先のAI戦略を実現します。
AIによる動画作成は、もはや「未来」ではなく「現在」のツール
今回は、リリースされたばかりのNotebookLM「動画解説」機能を実践レビューしました。
資料を読み込ませるだけで、専門的な解説動画がわずかな時間で完成する手軽さとスピードは、まさに革命的です。コンテンツ制作の「最初の叩き台」として、あらゆるビジネスパーソンの業務を効率化してくれるポテンシャルを秘めています。
何より、この機能はGoogleアカウントさえあれば誰でも無料で試すことができます。ぜひ、あなたの手元にある資料で、その実力を体感してみてください。
そして、「AIをもっと深くビジネスに活用したい」「自社専用のAIシステムを作りたい」「AIでマーケティングを変革したい」とお考えの際は、ぜひ株式会社KAGEMUSHAにご相談ください。
最先端のAI技術と実装力で、貴社のビジネスを次のステージへと導くお手伝いをいたします。
