n8nのMCP機能でClaudeと連携する設定手順|Windows対応の方法

この記事の結論
・Node.jsとClaude Desktop Appの事前準備が連携の必須条件

・WindowsとMacで異なる設定ファイルの場所と編集手順を解説

・接続エラー時の対処法とJSON記述の注意点を網羅

n8nのMCP(Model Context Protocol)機能をClaude Desktop Appと連携させることで、Claudeのチャット画面から直接n8nのワークフローを実行したり、ツールとして活用したりすることが可能になります。

しかし、この連携には設定ファイル(JSON)の記述や、Node.jsなどの前提環境の準備が必要であり、手順を誤ると正しく動作しません。

特にWindows環境では設定ファイルの場所が分かりにくく、躓きやすいポイントとなっています。

本記事では、n8nとClaude Desktop Appを連携させるための具体的な設定手順を解説します。

WindowsとMacそれぞれの操作方法や、エラーが出た際の対処法も網羅していますので、手順通りに進めて環境を構築してください。

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目次

1. 【事前準備】n8n MCP連携に必要な環境を整える

本手順に入る前に、連携の前提となるNode.js環境とClaudeアプリの準備を行います。

ここが不足していると後の手順で必ずエラーになるため、最初に確認してください。

Node.jsとnpmのインストール確認(必須)

n8nのMCPサーバーを実行するには、npxコマンドを使用できる環境が必要です。

そのため、PCに「Node.js」がインストールされている必要があります。

まず、以下の手順でインストール状況を確認してください。

  1. ターミナル(Mac) または コマンドプロンプト(Windows) を開きます。
  2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    node -v
  3. v20.x.x のようなバージョン番号が表示されれば、準備は完了です。

バージョン番号が表示されない場合(エラーになる場合)

Node.jsがインストールされていません。以下の公式サイトから「LTS(推奨版)」をダウンロードし、インストーラーの指示に従ってインストールしてください。

Node.js公式サイト: https://nodejs.org/

インストール完了後、再度コマンドを実行してバージョンが表示されることを確認してください。

Claude Desktop Appのインストール

MCP機能を利用するには、ブラウザ版のClaudeではなくClaude Desktop App(デスクトップアプリ)が必要です。

まだ導入していない場合は、以下の手順でインストールします。

  1. Claude公式サイトのダウンロードページへアクセスします。
  2. OSに合わせてインストーラーをダウンロードします。
    ・Windows: Claude-Setup-x64.exe
    ・Mac: Claude-Mac-x64.dmg または Claude-Mac-arm64.dmg
  3. インストーラーを実行し、アプリをPCにインストールします。
  4. アプリを起動し、ご自身のアカウントでログインできる状態にしておきます。

2. 【n8n設定】APIキーの発行とURLの取得

連携設定ファイル(JSON)に記述するための認証情報をn8n側で取得します。

この情報はClaudeがn8nにアクセスするために不可欠です。

n8n APIキーの発行手順と注意点

Claudeからのリクエストを認証するためのAPIキーを発行します。

  1. n8nの画面を開き、左下のメニューから [Settings] をクリックします。
  2. 設定メニュー内の [n8n API] を選択します。
  3. [Create New API Key] ボタンをクリックします。
  4. 任意の名前(例: Claude MCP)を入力し、キーを生成します。
  5. 表示されたAPIキーをコピーし、メモ帳などに一時保存します。

APIキーは一度しか表示されない場合があるため、必ずこの時点でコピーして保存してください。

n8nインスタンスURLの確認

次に、n8nが稼働しているURL(ホスト)を確認します。

  1. ブラウザのアドレスバーを確認します。
  2. n8nのトップページのURLをコピーします。
    ・クラウド版: https://your-instance.app.n8n.cloud
    ・セルフホスト版: http://localhost:5678 や独自のドメイン
  3. 末尾にスラッシュ(/)が含まれている場合は削除し、ドメインまでの形にしておきます。

3. 【連携設定】設定ファイル(config.json)の作成と配置

本記事の最重要パートです。OSごとに最適な編集方法を提示し、パスが見つからない問題を回避します。

記述するJSONコードのテンプレート

Claude Desktop Appの設定ファイルに記述する内容は以下の通りです。このコードをコピーして使用します。

{
  "mcpServers": {
    "n8n": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@n8n-io/mcp-server-n8n"
      ],
      "env": {
        "N8N_API_KEY": "ここにAPIキーを貼り付け",
        "N8N_HOST": "ここにn8nのURLを貼り付け"
      }
    }
  }
}

書き換え箇所

  • "ここにAPIキーを貼り付け": 先ほど取得したAPIキーに書き換えます。
  • "ここにn8nのURLを貼り付け": 先ほど確認したn8nのURLに書き換えます。

【Windowsの場合】アプリ経由で設定ファイルを開く

Windowsでは設定ファイルの保存場所が隠しフォルダになっており、手動で探すと迷いやすいです。

Claudeアプリの機能を使って直接開く方法を推奨します。

  1. Claude Desktop Appを起動します。
  2. 左上のメニューアイコン、または [File] > [Settings] をクリックします。
  3. 設定画面の左側メニューから [Developer] を選択します。
  4. [Edit Config] ボタンをクリックします。
    ※設定ファイル(claude_desktop_config.json)が直接開かれます。
  5. ファイルが開かれたら、上記のJSONコードを貼り付けて保存します。

すでに他のMCP設定がある場合は、mcpServers内にn8nのブロックを追加してください。

【Macの場合】所定のフォルダにファイルを配置する

Macの場合もアプリ経由で開くことが可能ですが、手動で配置する場合は以下のパスを使用します。

  1. Finderを開き、メニューバーの [移動] > [フォルダへ移動] を選択します(ショートカット: Cmd + Shift + G)。
  2. 以下のパスを入力して移動します。
    ~/Library/Application Support/Claude/
  3. フォルダ内に claude_desktop_config.json というファイルがあるか確認します。
  4. ファイルがない場合は新規作成、ある場合は編集してJSONコードを保存します。

ファイル保存時の注意点(拡張子・文字コード)

設定ファイルを保存する際は、以下の点に注意してください。

  • 拡張子: 必ず .json である必要があります。
  • 文字コード: 必ず UTF-8 で保存してください。
  • 全角文字: JSONコード内に全角スペースや全角引用符が含まれるとエラーになります。

4. 【動作確認】Claudeを再起動して連携テストを行う

設定を反映させ、実際にn8nがClaudeから操作できるかを確認します。

Claudeアプリの「完全終了」と再起動

設定ファイルの変更を反映させるには、Claudeアプリの再起動が必要です。

ウィンドウを閉じるだけではバックグラウンドで動いている可能性があります。

  1. Windows: タスクトレイのClaudeアイコンを右クリックし、[Quit] を選択します。
  2. Mac: メニューバーのClaudeアイコン、またはドックのアイコンを右クリックし、[Quit] を選択します。
  3. 数秒待ってから、再度Claude Desktop Appを起動します。

ウィンドウの「×」ボタンを押すだけでは完全に終了しないため注意してください。

MCPサーバーの接続ステータス確認

アプリが起動したら、n8nのMCPサーバーが正しく認識されているか確認します。

  1. [Settings] > [Developer] を開きます。
  2. 画面内に表示されるMCPサーバーの一覧を確認します。
  3. n8n という項目が表示され、ステータスアイコンが 緑色(Connected) になっていれば接続成功です。

テストプロンプトによる動作検証

実際にチャット画面でn8nを呼び出せるかテストします。

  1. 新しいチャットを開始します。
  2. 以下のようなプロンプトを入力します。
    「n8nにあるワークフローの一覧を教えて」
    または
    「n8nを使って、現在の時刻を返す簡単なワークフローを作成して」
  3. Claudeが「n8nのツールを使用します」といった表示を出し、情報を取得または実行できれば連携は完了です。

5. うまく動かない場合のトラブルシューティング

手順通りに進めてもエラーが出る場合の主な原因と対処法をまとめます。

「command not found」やnpxエラーが出る場合

Claudeの設定画面でステータスが「Disconnected」や「Error」になり、ログに command not found: npx 等が表示される場合です。

原因: Claudeアプリが npx コマンド(Node.js)の場所を見つけられていません。

対処法:

  1. PCを再起動してみてください(環境変数の反映のため)。
  2. それでも直らない場合、JSONファイルの "command": "npx" の部分を、npx のフルパスに書き換えて指定してください。
    (例: "C:\Program Files\nodejs\npx.cmd""/usr/local/bin/npx"

Claude起動時にエラーが出る・反応しない場合

Claudeアプリ起動時に「Configuration Error」等のポップアップが出る場合です。

原因: claude_desktop_config.json の記述に構文エラーがあります。

対処法:

  • カンマ(,)の抜けや余分なカンマがないか確認してください。
  • JSON Lintなどのオンラインチェックツールにコードを貼り付け、構文が正しいか検証することを推奨します。

ワークフローが生成されない・権限エラー

接続はできているが、プロンプトに対して「権限がありません」「実行できませんでした」と返される場合です。

原因: APIキーが間違っているか、n8n側の設定で外部からのアクセスが制限されています。

対処法:

  • n8nでAPIキーを再発行し、設定ファイルの記述を更新してください。
  • n8nのURLが正しいか(末尾のスラッシュ有無など)を再確認してください。

まとめ

n8nとClaude Desktop AppをMCPで連携させることで、AIチャットから直接自動化ワークフローを制御できるようになります。

  • 事前準備: Node.jsのインストールと動作確認を必ず行う
  • 設定ファイル: アプリ内の「Edit Config」から編集し、JSONの構文エラーに注意する
  • 動作確認: アプリを完全終了してから再起動し、Developer設定で接続ステータスを見る

手順通りに設定を行い、エラーが発生した場合はトラブルシューティングの項目を確認しながら環境を整えてください。

正しく連携できれば、n8nの強力な自動化機能をClaudeの文脈理解力と組み合わせて活用できるようになります。

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この記事の監修者

株式会社BuzzConnection/株式会社KAGEMUSHA 代表取締役CEO

2021年に独立し、株式会社BuzzConnectionを設立。複数の事業を運営し、現在はAIを活用したWebアプリケーションの開発、運用や生成AIの普及を目的としたセミナー研修の開催など多角的に活躍している。
2023年4月に株式会社KAGEMUSHAを創業。AI事業に大きく事業を展開。
AIアバターやデジタルヒューマン、AIチャットボット、AI研修など幅広い視点からAIの業務効率化を支援。

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