まじん式プロンプトとは?v3・v4の使い方を完全解説

この記事の結論
・まじん式プロンプトはGemini+Google Apps ScriptでGoogleスライドを自動生成するシステムで、無料のGeminiアカウントだけで利用できる

・v3は28パターンのレイアウトと専用WebアプリでGASコードを直接書かずにスライドを生成、v4はSVGグラフ・動画フレーム抽出機能が追加された有料版

・セットアップは「Gem(カスタムAI)の作成」→「Google Apps Scriptの配置」→「Webアプリとしてデプロイ」の3ステップで完了し、最短30分で使い始められる

「スライド作りに何時間もかかって本業の時間が削られる」「AIで自動生成したいが、どのツールを使えばいいかわからない」と感じていませんか?

本記事では、Googleスライドを最速7秒で自動生成できる「まじん式プロンプト」のv3・v4の違いと、初心者でもわかるセットアップ手順を解説します。

目次

まじん式プロンプトとは?Googleスライドを自動生成する仕組み

まじん式プロンプトは、AIクリエイターの「まじん」氏がnote(オンライン記事プラットフォーム)で公開したGoogleスライド自動生成システムです。SNSで爆発的に広まり、「Googleスライドが一瞬で完成する”奇跡”のプロンプト」として注目されています。

仕組みはシンプルです。Gemini(Googleの生成AI)に「カスタム指示(Gem)」としてまじん式プロンプトを設定し、スライドにしたい内容を入力すると、GAS(Google Apps Script:Googleの自動化ツール)用のコードが出力されます。そのコードを専用のWebアプリに貼り付けると、最速7秒でGoogleスライドが自動生成されます。

特徴は以下の3点です。

  • 無料で使える:Google Geminiの無料アカウントとGoogleドライブさえあれば費用0円で利用可能
  • コード不要:プログラミング知識がなくてもスライドを自動生成できる
  • 編集可能:生成後のスライドは通常のGoogleスライドとして自由に編集できる

他のAIスライド生成ツールと比べると、まじん式はGoogleスライドをそのまま出力するため「生成後の修正が簡単」「テンプレートを自由に使える」という点で優れています。Claudeでスライドを作成する方法やChatGPTでのスライド作成と比較すると、まじん式はGAS連携によるより高い自動化度が特徴です。

v3とv4の違い:どちらを選ぶべきか

まじん式プロンプトはv1から継続的にアップデートされてきました。現在の主要バージョンはv3(フラッシュ版)とv4の2つです。それぞれの特徴と違いを理解してから選びましょう。

まじん式プロンプト v3(フラッシュ版)の特徴

v3は「フラッシュ版」とも呼ばれる現在の主力バージョンです。v2以前はGASのコードを全文出力する方式でしたが、処理が重くエラーが多い問題がありました。v3では専用のWeb UIを採用し、GASテンプレートとスライドのデータ(設計図)を分離することで、速度と安定性が大幅に向上しました。

特徴項目v3(フラッシュ版)
スライド生成時間最速7秒
レイアウトパターン数28パターン
対応Gemini無料版(Gemini 2.5 Flash)で動作可能
操作方式専用Webアプリ(コード不要)
画像の自動配置対応(右寄せ・左寄せをAIが判断)
費用基本無料(Googleアカウントのみ必要)

まじん式プロンプト v4の特徴と新機能

v4はv3をさらに進化させたバージョンで、以下の2つの新機能が追加されています。

① SVGグラフ機能:SVG(ベクター形式の画像データ)を使った高度なグラフ表現が可能になりました。v3ではできなかった動的なグラフ(棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ)をスライド内に自動生成できます。

② 動画フレーム抽出:Geminiに添付した動画から自動的にキャプチャ画像を取得し、スライドに自動挿入する機能です。セミナーや会議の録画からスライドを自動作成するといった使い方が可能になります。

v3(フラッシュ版)v4
基本スライド生成○○
SVGグラフ×○
動画フレーム抽出×○
費用無料メンバーシップ「Majincraft」月額980円
向いている人スライド自動生成を始めたい人グラフや動画も活用したい人

選択のポイント:初めて使う方はv3(無料)から始めるのがおすすめです。グラフや動画をスライドに活用したい場合はv4(月額980円)を検討しましょう。

まじん式プロンプトv3のセットアップ手順

セットアップは「Gemのカスタム指示設定」「GASコードの配置」「Webアプリとしてのデプロイ」の3段階で完了します。所要時間は30〜60分程度です。以下の手順を順番に実行してください。

STEP 1:ファイルのダウンロードとGem(カスタムAI)の作成

まず、まじん氏のnoteから以下の4ファイルをダウンロードします。

  • system_prompt_v3.md(AIへのカスタム指示文)
  • コード.gs.txt(GASのメインコード)
  • index.html.txt(WebアプリのUI部分)
  • appsscript.json.txt(GASの設定ファイル)

次に、GeminiでGem(GeminiのカスタムAI設定)を作成します。

  1. Geminiにアクセスし、左サイドバーの「Gemを表示」をクリック
  2. 「+Gemを作成」を選択
  3. 任意の名前(例:「まじん式v3」)を入力
  4. 「カスタム指示」欄にダウンロードしたsystem_prompt_v3.mdの全文をコピペ
  5. 「保存」をクリック

STEP 2:Google Apps Scriptのセットアップ

次に、スライドを実際に生成するWebアプリをGoogle Apps Script(GAS)で作成します。

  1. Googleドライブを開き「新規」→「その他」→「Google Apps Script」を選択
  2. プロジェクト名を「まじん式v3」等に変更
  3. エディタ左側のファイル一覧で「コード.gs」をクリックし、デフォルトのコードをすべて削除してダウンロードしたコード.gs.txtの内容をコピペ
  4. 「ファイルを追加」→「HTML」を選択し、ファイル名を「index」に設定。index.html.txtの内容をコピペ
  5. 「appsscript.json」を表示し(「プロジェクトの設定」から「appsscript.jsonファイルをエディタで表示する」を有効化)、appsscript.json.txtの内容でファイルを上書き
  6. すべてを保存(Ctrl+S)

注意点:appsscript.jsonのtimezoneが”Asia/Tokyo”になっているか確認してください。設定が違うと日本語スライドで文字化けが起きることがあります。

STEP 3:WebアプリとしてデプロイしURLを取得

GASプロジェクトをWebアプリとして公開し、スライド生成用のURLを発行します。

  1. GASエディタ右上の「デプロイ」→「新しいデプロイ」をクリック
  2. 種類の横の歯車アイコンをクリックし「ウェブアプリ」を選択
  3. 次のユーザーとして実行:「自分」、アクセスできるユーザー:「自分のみ」を設定
  4. 「デプロイ」をクリック
  5. Googleアカウントの権限承認が求められたら「許可」をクリック
  6. 表示されたWebアプリのURL(https://script.google.com/〜)をコピーしてブックマークに保存

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まじん式プロンプトの使い方(スライド生成の流れ)

セットアップが完了したら、以下の手順でスライドを自動生成できます。一度セットアップすれば、次回からはSTEP 2から始めるだけです。

スライドを生成する4ステップ

  1. Gemに内容を入力:Geminiで作成した「まじん式v3」Gemを開き、スライドにしたいテキスト・PDFの内容・URL・動画などを入力します。例:「この内容を10枚のスライドにまとめてください:〔テキスト〕」
  2. GASコードが出力される:GemがスライドデータのJSONコード(設計図データ)を出力します。このコードをすべてコピーします
  3. Webアプリにコードを貼り付け:ブックマークしたWebアプリのURLを開き、「スライドデータを入力」の欄にコピーしたコードを貼り付けます。背景色・フォント・ロゴなどのデザイン設定も調整できます
  4. プレゼンテーションを生成:「プレゼンテーションを生成」ボタンをクリックすると、Googleドライブに新しいスライドが自動保存されます(所要時間:最速7秒)

生成されたスライドは通常のGoogleスライドとして編集できます。修正が必要な箇所は直接編集して仕上げましょう。

活用できる入力データの種類

まじん式プロンプトのGemには、テキスト以外にも様々なデータを入力できます。

入力データ使い方の例
テキスト会議メモ・企画書の草稿→スライド化
PDF資料・報告書→プレゼン用スライド化
URL(ページ内容)記事・Webページの内容→スライド化
動画(v4のみ)セミナー動画→スライド化(フレーム抽出)

Geminiを使ったその他の活用方法については、Geminiプロンプトテンプレート10選も参考になります。

よくあるエラーと対処法

まじん式プロンプトのセットアップや使用中によく発生するエラーと、その対処法を紹介します。

エラー①:GASデプロイ時に「権限が必要です」と表示される

GASのデプロイ時に権限確認画面が表示されるのは正常です。「詳細」→「〇〇(安全ではないページ)に移動」→「許可」の順にクリックして承認してください。これはGASがGoogleドライブへのアクセス権限を必要とするためです。

エラー②:Webアプリで「コードを貼り付けてもスライドが生成されない」

GemからコピーしたJSONコードに不完全な部分が含まれている場合があります。Gemに「もう一度JSONコードだけを出力してください」と指示して再生成してください。それでも解決しない場合は、GASプロジェクトを再デプロイして新しいURLを取得してください。

エラー③:Geminiが「コードを出力できません」と返答する

Gemのカスタム指示が正しく設定されていない可能性があります。Gemの設定を開き、「カスタム指示」にsystem_prompt_v3.mdの内容が完全にコピーされているか確認してください。また、Gemini 2.5 Flash(無料版)でも動作しますが、複雑なスライドではGemini 1.5 Pro以上を試してみてください。

まとめ

本記事では、まじん式プロンプトの概要・v3とv4の違い・セットアップ手順・使い方・エラー対処法を解説しました。

まじん式プロンプトは、無料のGeminiアカウントとGoogleドライブだけで始められるスライド自動生成ツールです。セットアップ後は「Gemに内容を入力→コードをコピー→Webアプリで生成」の3ステップで、最速7秒でGoogleスライドが完成します。

v3(無料)は28パターンのレイアウトに対応し、初めて試す方に最適です。グラフや動画フレーム抽出も使いたい場合はv4(月額980円)を検討してください。まずはv3でスライド自動生成の便利さを体験してみましょう。

スライド生成AIツールをさらに比較したい方は、ChatGPTでパワポを作成する5つの方法もあわせてご覧ください。

まじん式プロンプトでGoogleスライドを自動生成するイメージ

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この記事の監修者

株式会社BuzzConnection/株式会社KAGEMUSHA 代表取締役CEO

2021年に独立し、株式会社BuzzConnectionを設立。複数の事業を運営し、現在はAIを活用したWebアプリケーションの開発、運用や生成AIの普及を目的としたセミナー研修の開催など多角的に活躍している。
2023年4月に株式会社KAGEMUSHAを創業。AI事業に大きく事業を展開。
AIアバターやデジタルヒューマン、AIチャットボット、AI研修など幅広い視点からAIの業務効率化を支援。

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